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住み替えの流れを売却と購入ごとに整理!スケジュール調整のコツも紹介

不動産購入について

竹田 祐子

筆者 竹田 祐子

不動産売買は人生で何度も経験することではないですので、ご不明な点が多いかと思います。
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住み替えを考えるとき、「今の住まいを売却して新しい家を購入したいけれど、何から始めれば良いのだろう」と迷われる方は多いのではないでしょうか。売却と購入のタイミングや資金計画、進め方にはコツがあります。本記事では、住み替えの基本的な流れから方法の選び方、費用や税金のポイント、スムーズに進行させるコツまでを分かりやすく解説します。不安を解消し、安心して新生活を始められる一歩を一緒に踏み出しましょう。

売却と購入、それぞれの基本的な流れと全体スケジュール

住み替えでは、「現在の住まいを売却」し「新居を購入」するという二つの不動産取引が必要です。一般的な進め方としては、まず不動産会社に査定を依頼し(売却)→売り出し→購入希望者との交渉→売買契約→引渡し、という流れになります。一方、新居探しでは物件選定→購入申し込み→ローン審査→売買契約→引渡し→入居というプロセスを経ます。この二つを別々に進めるか、同時に進めるかは、ご自身の状況によります。売却と購入を同時に進めることが理想ですが、スケジュール調整は難しいことが多く、どちらかを先行することが一般的です。

住み替えにかかる期間の目安は、全体でおおむね「三か月から一年程度」です。既存の中古住宅への住み替えでは三か月から半年、注文住宅の新築では半年から一年程度が標準的です。実際、住み替えを経験した方の約7割が一年以内に完了しているというデータもあり、ムリのない計画が大切です。

住み替えを成功させるには、スケジュールに十分な余裕を持つことが重要です。例えば、売却が長引くリスクや、新居購入のタイミングが合わず仮住まいが必要になる可能性があるため、タイミングの調整を慎重に行いましょう。また、売却と購入のタイミングを揃えることで、引越し回数を減らし、費用や負担も抑えることができます。焦りは失敗のもとですので、余裕と柔軟性をもって計画的に進めましょう。

項目目安期間主な内容
中古物件への住み替え3か月~6か月売却と購入を比較的短期間で進行
注文住宅へ住み替え6か月~12か月新築準備と手続きに時間がかかる
全体の住み替え3か月~1年売却・購入の両方を含めた全体スケジュール

住み替え方法の選び方(売り先行・買い先行・同時進行)

住み替え時の進め方には、大きく三つの選択肢があります。まず「売り先行」は、現在お住まいの住宅を先に売却し、その売却代金を資金に充てて新居を購入する方法です。この方法のメリットは、売却後に得た金額を基に資金計画を立てられ、落ち着いて購入を進められる点にあります。また、買主との交渉にも余裕が生まれ、高値での売却を狙いやすくなります。一方で、売却後に次の住まいが決まっていない場合、仮住まい費用や引越し費用などがかかることがあります。さらに市況の変動によっては、新居の価格が上昇して予算内での購入が難しくなるリスクもあります。

次に「買い先行」は、新居を先に購入してから現在の住宅を売却する方法です。新居に引越してから旧居を空き家として売るため、内覧対応の手間が軽減され、仮住まいの必要もありません。また、新居探しにゆとりが生まれる点も大きなメリットです。ただし、新旧両方の住宅ローンを同時に返済する「二重ローン」の期間が発生する可能性があり、資金面の負担が増加する場合があります。また、売却価格が思ったより低くなる可能性もあり、資金計画に余裕が必要です。

最後に「同時進行」は、売却と購入を同時に進め、引き渡し・決済を同日または連続する形で行う方法です。この場合、二重ローンや仮住まいが不要となり、手間と費用を最小限に抑えられるのが最大のメリットです。しかし、売りと買いのタイミングを調整することが非常に難しく、「良い買い手」や「理想の新居」を逃すリスクや、焦って判断するリスクも高まります。

以下に、三つの住み替え方法を比較した表を示します。

方法 主なメリット 主なデメリット
売り先行 資金計画がしやすく、交渉に余裕がある 仮住まいが必要な場合があり、引越しが増える
買い先行 仮住まい不要、じっくり新居探しができる 二重ローンのリスク、資金計画の不確実性
同時進行 手間・費用を抑えられる、二重ローン・仮住まい不要 調整が難しく、スケジュール失敗のリスクが高い

資金計画と費用・税金のポイント整理

住み替えにあたっては、売却時と購入時に発生する諸費用を正確に把握し、資金計画を立てることが大切です。以下に代表的な費用とその役割を整理します。

目的主な費用項目目安
売却時仲介手数料、印紙税、抵当権抹消費用、ローン繰上返済手数料価格の約3%(仲介)、印紙税数千円~1万円、抹消費数千円~2万円、繰上返済手数料1万~3万円程度
購入時仲介手数料、印紙税、登録免許税、住宅ローン関連費用、不動産取得税、火災・地震保険料価格の約6~10%前後
税制優遇3,000万円特別控除、軽減税率の特例、買い替え特例譲渡所得税の免除または軽減、課税繰延など

【売却時の費用について】仲介手数料は、売却価格×3%+6万円+消費税が上限です(例:3,000万円なら約105万6千円)。印紙税は軽減措置で数千円~1万円程度となり、抵当権抹消にかかる登録免許税や司法書士報酬で合計数千円~2万円程度かかります(例:約1.85万円)。ローンの繰上返済手数料も金融機関により異なりますが、1万~3万円程度のことが多いです。

【購入時の費用について】中古住宅の購入時には、仲介手数料・印紙税・登録免許税・住宅ローン関係費用・火災保険など、合計すると物件価格の6~10%前後が目安となります。例えば築10年の中古マンション購入であれば、仲介手数料約138.6万円、不動産取得税約76万円、登記費用約19万円、ローン関係費用22万円、保険料3万円などで合計259.6万円程度となります。

【費用と税金の見える化の意義】売却と購入で必要な費用を一覧にして可視化すると、いつどれだけ現金が必要かが明確になります。これにより、余裕をもって住み替えスケジュールを立てることができ、焦りや見落としを防ぐことができます。

【税制上の優遇措置の活用】譲渡所得がある場合、「3,000万円特別控除」によって非課税となることが多く、特に居住用の自宅を売る場合には大きな効果があります。また、所有期間が10年超であれば軽減税率(約14%)が適用され、さらなる節税が期待できます。さらに、住み替えのタイミングで「買い替え特例」を活用すれば、譲渡益への課税を新居売却時に繰り延べることができます。

準備と進行をスムーズにする進め方のポイント

住み替えを着実に進めるためには、全体の流れをしっかり把握し、余裕をもって計画を立てることが肝心です。不動産相場を把握し、複数社の査定を比較して売却価格や購入予算を見極めることが第一歩になります。具体的には、近隣の同種物件の成約事例や現在の市場動向を活用するとともに、複数の不動産会社へ査定依頼を行うことで、よりリアルな数字が得られます。これにより売却益や自己資金、借り入れ可能額などを総合的に判断でき、購入予算を確実に設定できます(複数査定で価格精度を高める手法)。

さらに、住み替えに必要なスケジュールと資金計画は「見える化」することで安心感が増します。現状の住宅ローン残高、売却予定時期、新居の決済日、引っ越しのタイミングなどを一覧にまとめ、一目で全体の流れが分かるように表などで整理しましょう。全体を俯瞰できる計画は、関係者との調整や負担の可視化にも役立ちます。

また、進行中に慌てないよう、スケジュールや資金面に余裕を持たせることも重要です。売却活動には思いがけず時間がかかる場合があるため、目安として売却には3か月程度、契約から引き渡しまでに1か月程度余裕を設け、合計で半年近くを見込んでおくのが安心です(適切な価格設定で短期売却の工夫も必要です)。資金面では、売却額が下振れした場合を想定し、自己資金や融資余裕を確保しておくと安心です。

ポイント具体的な内容ねらい
相場把握と複数査定近隣事例・複数社の査定結果を比較売却価格と購入予算の精度向上
スケジュールと資金の見える化ローン残高・売却日・購入日等を一覧化全体把握と関係者との調整の容易化
余裕をもった計画売却に3か月+引渡しに1か月、資金も多めに焦りや資金不足のリスク回避

まとめ

住み替えを成功させるためには、売却と購入それぞれの流れやスケジュールを丁寧に把握し、早めに計画を立てることが大切です。売り先行や買い先行など、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。費用や税金についても事前にしっかりと情報を集め、資金計画を立てておくことで、安心して進めることができます。売却と購入を同時に進める場合や、急な予定変更にも対応できるよう、余裕をもったスケジュール管理がポイントです。住み替えの準備と手続きを落ち着いて進めることで、理想の住まいと新たな暮らしを手に入れましょう。

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